仕事に行くことができなくなった。家にひきこもっている。

大学卒業後、唯一内定を貰えた会社に就職。仕事はそれなりにこなしていましたが、次第に「何のために働いているのか」「もっと他にやりたいことがあるのではないか」と思うようになり、仕事に身が入らなくなっていきました。ある日上司から叱責されたことをきっかけに、夜眠れなくなることが増え、仕事への遅刻も増え、とうとう退職。転職も考えましたが、「このままではだめだ、早く次の仕事を探さないと」と焦る気持ちとは裏腹に、何もやる気が起きず、最終的には家の中にひきこもるような状態になりました。

そんなとき、親の勧めもあり、カウンセリングを受けてみることにしました。カウンセリングのなかで、過去の体験について話をしていくうちに、実は自分が物を作るのが好きで、昔は特にプラモデル作りが趣味だったことを思い出しました。そういえば、もう何年も趣味に触れていないことに気づき、久しぶりにプラモデルを作ってみることにしました。これがきっかけとなり、そもそも自分自身を見失っていたことを整理することができました。

その後、モノづくりの仕事を探し始めてからは、以前のように友人と出かけたりもできるようになってきています。