気力がわかない。円形脱毛症になった。

営業職を就いてもうすぐ20年。売上と業績のプレッシャーを常に抱えながら、得意先の要望を叶えるため、急な変更や、得意先からの予期せぬ要望など、1日に30～50件の電話が土日祝日関係なくかかってきて対応。そんな毎日でした。通常の勤務時間に営業活動、定時後に取引先で作業…気づけば1か月以上休みなく働くということも多くありました。

そんなあるとき、家族や会社の人から忠告を受けたのです。後頭部を触ると、あるべきはずの位置に髪の毛がないのです。慌てて皮膚科にも出向きましたが、このままではいけないと思い、カウンセリングを受けてみることにしました。すると、日常と化した、地獄のような日々が終わると、安堵と同時に、今度は無気力がおそってきていた自分がいたことに気づきました。また、「なんで、私はなんでここまでしないといけないのだろう」「こんなことをして何になるのだろう」というモヤモヤした気持ちに蓋をし、得意先や会社の期待に応えないといけないという気持ちだけで何とか体を動かしていた自分にも気づきました。

現在も変わらず仕事は続けていますが、以前よりは自分の休みを確保することができるようになったと思います。